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辞めたくなるとき

2011年07月17日

Posted by みつぐ at 00:42│Comments(1)雑談
IT業界の仕事を辞めたくなるとき--10の理由を紹介



 これまでに少なくとも何回か、もう少しで仕事を辞めそうになったことがある人は手を挙げて欲しい。遠慮しなくていい。IT業界が、世の中でもっともストレスが高い業界の1つであることは、誰もが知っている。そして残念ながら、大学では日々を切り抜ける術を教えてはくれない。この記事では、愛するIT業界のキャリアを離れる決断をする理由になり得る要因について考えてみよう。


1.ストレス
 IT業界の仕事など楽なものだなどと言う者がいたら、決して許してはならない。IT分野では、ストレスのない職は珍しい。なにしろ、ITとは災害管理なのだ。顧客やユーザーがわれわれに電話をかけてくるときには、ほぼ間違いなく直ちに対処する必要のある緊急事態だ。そして、その作業に取り組むときには、間違いは許されない。さもなければ、契約や自分のクビを失うことになりかねない。さらに悪いことに、ストレスはほとんど途切れることがない。われわれは常に、さらに頑張り続けなくてはならない。


2.勤務時間
 もし、出勤は月曜から金曜までで、夕方の5時に終わる仕事に就きたいのなら、別の業界を当たるべきだ。IT分野の仕事は、まるで年中無休かと思えるほどの忙しさだ。職場(や現場)にいる時間も他の職業に比べて長いが、職場の外でも、常にスキルアップし、他の人に後れを取らないようにする必要がある。そして、顧客やユーザー以外の人たち(例えば友人や家族)までもが、われわれの知識を利用し、コストをかけずに自分のコンピュータを快適に動かしたいと思っている。


3.支払いを受ける
 個人の請負契約で働く人にとって、もっともストレスが大きい問題の1つは、支払いを受け取ることだ。わたしは、支払いを受けるために、脅迫をしたり弁護士を雇ったりしなくてはならなかったコンサルタントを数多く知っている。フリーランスであれば、支払いを受け取れなければ、食べていけない。そういった立場の人にとって、これは非常に大きなストレスだ。定期的に入ってくる収入の恩恵を受けることはできない。顧客との関係をできるだけ良好な状態に維持するには、自らの対人スキルを磨く必要がある。確実に支払いを受け取るためには、(それほど人がよいとは言えない人々とも)よい関係を長く保っていかなくてはならない。


4.(一般的な)対人関係
 これはあまり触れたくない話題だ。ずっと昔には、わたしは前向きで、陽気で、人を好きな性格の人間だった。しかし、コンサルティング業を始めてから、わたしは自分が利用されたり、使われたり、悪用されたり、支払いを受けられなかったり、支払いが少なかったり、評価されなかったりという経験をしてきた。わたしのキャリアは、いつも姿をくらまして楽になりたいという気持ちとの戦いだった。わたしは、すべての人が悪人だと言っているわけではない。IT業界の人間だという立場を取ると、違った見方をされることが多いというだけのことだ。IT業界の人間というのは、救い主と罪人を1つに合わせた存在なのだ。


5.命令系統
 認めるべきだ。あなたの仕事を理解している上役は多くない。彼らはわずかな予算で、何の助けもなく、何でもできるべきだと思っているし、エンドユーザーはあなたよりも上等な人間として扱われるべきだと考えている。さらに悪いことに、上役たちはPCを(魔法のように)10年以上使えるはずだと思っている。この職務と技術の両方に対する誤解は、あなたの仕事を不可能にしてしまう。上役があなたのために、あなたの部門の面倒を細かく見始めると、すべての問題が悪化する。あなたは自分の仕事を分かっているし、自分の仕事を分かっていると知っている。上役はあなたの仕事を分かっていないが、あなたの仕事を分かっていないということも知らない。これは、危険なストレスのメビウスの輪だ。


6.技術
 技術が自分に反乱を起こしているような気がしたり、事象の地平の向こうにあるかも知れない特異点のように思えることはないだろうか。そんな日には、自分のものを段ボール箱に詰めて、ビルから出て行きたくなるはずだ。これは、わたしが主にWindowsを使っている顧客のコンサルティングをしているときに直面した問題の1つだった。Windowsではエントロピーの増大が大きいようで、PCやシステムを維持する仕事は、毎日が戦いだ。この戦いに勝てる日もあれば、負ける日もある。そして勝利した日は、いつも敗北した日の山の中に埋もれてしまう。


7.競争
 1つだけ分かっていることがある。自分よりも優れた人材は必ずいる。しかしIT業界では、その比率は1対1ではない。自分よりも賢く、仕事が速く、よい機材を持っているITプロフェッショナルが、100人はいるかもしれない。この比率は、ドルマークの後に続く数字にすぐに表れる。ITの世界は常に変化しており、自分がそれに追いつけなければ、雇われないかもしれず、職を維持できないかも知れないということを常に念頭に置いておくこと。わたしはこの業界に長くいるが、ますますこれは若い人向けのゲームだと感じている。必要なだけ素早く、必要なだけ長く働くことができる、などといった要因がすべて関係している。わたしは、われわれ年寄りはその重荷に耐えられないと言っているのではない。耐えることはできる。しかし、この業界の競争は毎日激しくなっており、その競争が凄まじいものだということは確かだ。


8.クラウド
 テレビで役者が「クラウド」という言葉を発するたびに、わたしは髪をかきむしり、テレビを蹴りたくなる。クラウドはITの領域の中でも、定義が流動的で、今後も流動的であり続けるだろうものの1つだ。クラウドとは正確には何なのか。クラウドを使うべきか。クラウドは安全か。クラウドにはどのくらいコストがかかるか。わたしは始終こういった質問を浴びせられている。一般にわたしは、こういった質問に対しては、顧客にGoogleドキュメントを使ったことがあるかと尋ねることで答えとしている。もし答えが「イエス」なら、顧客にはあなたはすでにクラウドを使っていると話す。しかし、これでは満足されない。顧客やエンドユーザーは、クラウドは自分の仕事をより簡単に、よりよく、より速くしてくれる魔法のような体験だと思いたがっている。彼らが真実を知ってくれていればいいのだが。


9.標準の欠如
 全般的に言って、なんらかの標準を適用できれば、ITの仕事はずっと楽になる。多くのオープンソースプロジェクトは、標準を作るためにあらゆることをしているが、企業の独自ソフトウェアに蹴散らされている。それらの独自ソフトウェアを作っている企業は、コードを非公開のままにし、標準と互換性がないようにしておくことによって、できるだけ収益を維持したいと考えている。それは理解できる。本当だ。しかし、もし彼らがまったく標準に従わないのであれば、エンドユーザーやITプロフェッショナルに毎日頭痛を起こさせているということだ。独自ソフトウェアを作っている会社が、大もうけをしながら、標準に従う方法もあるはずだ。


10.敬意
 一般の人は、ITプロフェッショナルのことをあまりよく思っていない。それには多くの理由がある。以前に痛い思いをしたことがある。カモにされたことがある。大きくていいものだけを売りたがるコンサルタントに当たったことがある。一般の人がうんざりしているのは、これまでにこういったことが何度もあったからで、その中でITプロフェッショナルが敬意を勝ち取るのは難しいことだ。もちろん、われわれが姿を現したときには、差し当たって彼らは親しい友人のように迎えてくれる。しかし、「切迫した問題」が解決された瞬間に、われわれに腹を立てるか、われわれが本来言われていたよりも多くのことを(あるいはできるよりも多くのことを)やるべきだと主張してくるのだ。



出展
http://japan.cnet.com/sp/businesslife/35002576/






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この記事へのコメント
3と8以外は当てはまるな。 ワシ。
Posted by ないちゃー at 2011年07月17日 07:54

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